日本とアメリカ・仕事観&企業文化の違い

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異なる仕事観&企業文化

https://pixabay.com/en/personal-group-silhouettes-man-360201/

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会社のために働き、また人との輪やチームワークを大切にし、何事にも足並みを揃えて「平均的」であることに安心する日本の社会。

一方アメリカの社会と言えば、すべてが個人主義、会社よりも優先すべきはプライベートの時間、他人と足並みを揃えるなんてとんでもない、少しでも優遇のよいポジションや職種があればすぐに転職するのが一般的。

今回は、日本人とアメリカ人がそれぞれ持つ仕事観の違い、また企業文化の違いについて焦点をあててみたいと思います。

日本人の持つ仕事観&企業文化

https://pixabay.com/en/tie-necktie-adjust-adjusting-man-690084/

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企業戦士という言葉が流行った時代、「24時間働けますか?」というキャッチフレーズをもつ滋養強壮栄養ドリンクのCMが日本中を席巻しました。会社の為に身を粉にして働くのが美徳とされた日本人の仕事観、現代ではそこまでではないにしても、やはり根底に同じような感覚があることは否定できません。

企業文化の面から見ると、日本の企業は基本的にチームやグループで機能しています。上の階級・役職で決定されたことがシャワー式に下のスタッフまで降りてくるため、ひとつの案件に対する意思の統一は図られるものの、反面スピード力に欠けることは否めません。

またサービス残業というものが存在するのは、日本独自の奇妙な習慣だと言えます。残業代が発生する会社であっても、家族との時間やプライベートな時間までを会社のために使うというのは良くも悪くも勤勉な日本人ならでは。ライフワークバランスという言葉を最近耳にするようになりましたが、それと同時にブラック企業というものが存在するのが日本の現状でもあります。

アメリカ人の持つ仕事観&企業文化

https://pixabay.com/en/office-freelancer-computer-business-620823/

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アメリカの企業も、利益を生み出すことが最大の目的であることは日本の企業と同様です。ただし日本式と異なる点は、グループでの貢献ではなく、個人単位での貢献が求められるということ。上の役職から降りてきた案件に従い行動するだけではなく、自らに与えられた権限を最大限に活用し個人の成績を挙げることに力を注ぎます。またその成果が個人への評価となり、報酬となって還元されるのです。

次に企業文化の面から見てみましょう。ひとつの会社、部署内に様々な国籍の人間や文化が入り混じっているアメリカ社会。多様性に満ちたこの国に「みんなで足並みを揃えて」という概念はそもそも存在しません。日本人同士ならばできる「雰囲気で分かり合う」また「場の空気を読む」ことも、一筋縄ではいかないことが多々あるのがアメリカです。このような環境の中で埋もれてしまわないようにするには、自らが発信する力をつけること。発言力、行動力が物を言う世界です。

またアメリカ企業において、勤務時間終了後のプライベートな時間は絶対に守られるべき大切なもの。家族や友人と過ごす人、フィットネスクラブに通う人、また将来への自己投資としてビジネススクールへ通ったり資格取得に向けての勉強に励む人等、楽しみ方は様々です。

最後に

私は日本、アメリカの企業どちらでも就労経験があります。それぞれに長所短所がありますので一概には言えませんが、面倒な人間関係のしがらみがなく仕事に集中できるアメリカ式の方が私個人としては気に入っています。

ただし日本の企業内における細やかな気配り、勤勉さ、丁寧さを知っている日本人としては、アメリカ企業内で働く多種多様な人々の振る舞いに時として驚き、カルチャーショックを受けることも度々です。しかしそれも異文化交流の醍醐味という範疇でとらえていると、サラッと受け流せたりするから不思議なものです。

日本国内であってもグローバル化が進む現代においては、同僚や上司がアメリカ人になる可能性は無きにしもあらず。双方に歩み寄って、生産性の良い仕事を心がけたいものですね。