スーツの慣習ーアメリカと日本ー

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https://www.flickr.com/photos/124247024@N07/13903383668/

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「日本のサラリーマンはいつもスーツを着ている」「なぜ夏の暑い日にスーツを着ているのか?」。日本を訪れたことのある多くの外国人が、日本のサラリーマンに対してこのような印象を抱いています。スーツでの通勤は私たちにとっては当たり前の光景ですが、一歩海外へ出ると、そこはビジネスの場であっても、日本よりずっとカジュアルな格好の人ばかりです。アメリカ人は通勤時、スーツ姿に足元はスニーカー、という人を多く見かけます。通勤距離が長いため、歩く時間が長いため、と理由は様々ですが、実はその理由の中に「仕事に全力を注ぐために通勤はスニーカーで。」という考え方があるのです。

それは一体どういうことなのでしょうか?女性もヒールではあく歩きやすいフラットシューズやスニーカーという人がとても多いです。彼女たちはスーツにヒールで通勤することがどれだけ不利益で、無駄な疲労を使うかということを分かっています。通勤では極力無駄な労力を使わずに温存し、その分仕事に全力を注ぐ、これが、スーツにスニーカーで通勤する彼女たちの考え方なのです。同じく、スーツにスニーカーで通勤している男性も同じ理由です。

スーツにスニーカーを履き、ヘルメットをかぶり、スポーツタイプの自転車で通勤をしている男性も多く見かけます。彼らもまた、仕事に全力を注ぐため、通勤で無駄な労力は使わず楽な通勤スタイルを選ぶ、という同じ考え方をしています。アメリカ人は日本人よりも時間、時間で動いています。日本人は仕事が終わらなければ残業が当たり前、1日あたりの勤務時間も長いです。しかしアメリカ人は、仕事のためにプライベートを犠牲にはしません。仕事は仕事、プライベートはプライベート。家族がある人は、きっちりと時間で仕事を終わらせて家族のもとへと帰るのです。その代わりに仕事の時間は全力です。時間が限られている分、全力で仕事をするのです。これは、「仕事が終わらなければ残業するのが当たり前」という、残業というものの存在があるために時間への貪欲さを失ってしまっている現代の日本人が見習うべき「時間に甘えない仕事への取り組む全力姿勢」なのかもしれません。

アメリカ人は仕事の時間とプライベートの時間を同じくらい大切にします。そのため、プライベートの時間を削らないためにも仕事の時間は全力で仕事をしたいと考えます。なので、通勤時間に無駄な労力を使い、その分仕事に支障がでてしまうことなど考えられないのです。『プライベートの時間をきちんと確保するために、仕事に厳しい時間制限を設け、その分全力で仕事をこなす』という部分は、我々日本人も見習える部分がありそうです。

https://www.flickr.com/photos/francoforeshock/14225288745/

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アメリカと日本の考えるスーツの違い

日本では、ビジネスの場に相応しい格好がスーツであると考えている人がとても多いです。相手に失礼のないようにと考えてのことです。また、私服通勤可能であっても、実際はカジュアルすぎない格好が良しとされており、ジーンズやサンダルはタブーです。アメリカでも、スーツ通勤な企業も多くありますが、ハイテク企業などでは皆、ジーンズなど非常にカジュアルな格好で働いており、日本からお客が来るからといってスーツを着用したりはしません。また、「ドレスダウンデー」「カジュアルフライデー」と呼ばれるものがあります。普段はスーツで通勤しなければならない企業も、金曜日はカジュアルな服装で出勤してもよいというものです。

https://www.flickr.com/photos/wtberry/124837721/

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アメリカでスーツを着る場面

日本の政府がアメリカ大統領の別荘に招かれて、スーツで行ってしまい、慌ててネクタイだけとったというエピソードもありますが、アメリカでは、スーツを「着たほうがいい場面」と、「着ないほうがいい場面」のシチュエーションをうまく分けていると言えます。 ビジネスでの制服としてスーツが一般的になっていますが、必ずしもスーツとは限らない、作業服が制服だったり、スーツではない特別な制服を着ている場合もあるため、その仕事が楽に出来るような服装をするといった印象があります。。

おわりに

いかがでしたか?確かに、面接官や会社に迎合してリクルートスーツ着るように強制されるのは不本意です。上手く日本にもビジネスカジュアルが取り入れられると良いですよね。