学習に活かそう!歴史に残るスピーチ集

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https://en.wikipedia.org/wiki/A_New_Beginning#/media/File:Barack_Obama_speaks_in_Cairo,_Egypt_06-04-09.jpg

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歴史に残るほどのスピーチには共通点があります。キレイな英語であること。簡潔な英語であること。長々と流暢に語り尽くすことが多くの人の心を捉えるとは限りません。名スピーチを残してきた著名人たちと、その人たちが発した心に響く言葉を紐解いていきます。

有名なスピーチをした人たち

https://en.wikipedia.org/wiki/Martin_Luther_King,_Jr

https://en.wikipedia.org/wiki/Martin_Luther_King,_Jr

リンカーンのゲティスバーグ演説(1863年)

アメリカの歴史に疎くても、どこかで聞いたことのあるフレーズも出てきます。
272語1449字、約2分間だけのショートスピーチは大統領演説の中でも指折りの名スピーチとして語り継がれています。

チャップリンの史上ベストスピーチ(1940年)

第二次世界大戦真っ只中にチャップリン自身が書いた演説です。発信の場は、「独裁者」という映画のラストシーン。
時が経っても違和感のない心を打たれる不朽のスピーチです。コメディアンとしての彼も印象的ですが、また別の顔を見せてくれます。

キング牧師(1963年)

人種平等と差別の終焉を呼びかけた演説です。社会の平等、公民権、皮膚の色や出身などに関係なくあらゆる市民が平等に生きることを求め、そしてキング牧師が声高らかに代弁します。のちの人権に関する法律改正に大きな 影響をもたらしています。

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチ(2005年)

ジョブズ自身の生い立ちから人生の流れを彼自身が語るスピーチです。まだアップルが今ほど大きくない頃です。確かiphoneも出てきていません。このスピーチのどこに印象を受けるかは、人それぞれ、人生の時期とも絡んでくるでしょう。若者に大いに喝を入れてくれるスピーチです。

オバマ大統領の勝利宣言演説(2008年)

米コロラド州デンバーで行われた民主党党大会でのオバマ大統領のスピーチです。黒人史上初のアメリカ大統領。歴史が塗り替えられる瞬間のオバマ氏の熱さが印象的です。とてもきれいな英語なことから、良い英語学習教材としても取り上げられています。

スピーチから心に響く名言の紹介

https://pixabay.com/en/tree-aesthetic-log-crown-energy-569505/

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キング牧師

I have a dream.
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal.”
「私には夢がある。いつの日かこの国が立ち上がり「我々は、全ての人々が生まれながらにして平等であるという真理(アメリカ独立宣言上の文言)」を、真の意味で実現させることだ」

リンカーン大統領

Government of the people, by the people, for the people
(人民の、人民による、人民のための政治)

ジョン・F・ケネディ大統領

Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.
(国があなたに何をしてくれるかでは無く、あなたが国に何が出来るかを問いましょう)

チャップリン

To those who can hear me I say “Do not despair”.
私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」
You are not machines. You are not cattle. You are men. You have the love of humanity in your hearts.
君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。君たちは心に人類愛を持った人間だ。

ジョブズ

you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
(未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。
だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。)

これらのスピーチの意味

いいスピーチとは、内容や言葉選びの要素だけでなく、ポーズ【静止】、抑揚、トーン、「反復」や「対比」の使用などの耳からのメッセージに加えて、表情、目線、ボディーランゲージを使うビジュアルなアピールによって、聴衆の心を揺さぶります。聴く人の深ーい部分に響くのです。

スピーチする人の言葉というよりは、みんなの先頭に立って心の底から力強く「代弁」しているスピーチが受け入れられている気がします。
皆の立場を知り、共感し、共鳴し、共生を願うからこそ発せられる言葉。常に皆の心にあることを声に出すのが名スピーチ者のあり方ですね。そしてしっかりと響き渡った時に全ては「変化」という形で実を結んでいるのです。

まとめ

特に大統領などの演説では、事前にスクリプトが用意されて入念に改善が繰り返されると聞きますが、それでも、アメリカのパブリックスピーチの能力は世界のどこの国よりも優れていると思います。伝える力というのは、教育でも、訓練でも、培えるものだそうですよ。