must と have to どう違う?

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日本語にすると「しなければならない」という訳になるのですが、この二つ、きちんと分けて使わなければならないのです。
肯定文では微妙にニュアンスが異なりますし、否定文では意味が完全に違ってきます。
例を挙げながら、説明していきましょう。

must と have to のニュアンスの違い

have to

客観 「外側(環境)からの圧力」「環境からの選択」
外部の何かや誰かが原因になって「やらなければ」と思わせる場合。

I have to walk to the school.
バスが遅れている、動いてないとか、友人に一緒に歩こうと言われたり、途中に寄りたいお店がある場合。

I have to get my hair cut.
学校の規則とか、ビジネスでの身だしなみとか、この先しばらく忙しくなりそうだからとかの理由。

I have to go.
そろそろ行くね。名残惜しいけど状況的に仕方のなく退席が必要なとき。

must

主観 「内側(自分)の決断」「自分で選ぶ選択」 自分が「やらなければ」と思っている場合。

I must walk to the school.
自分でダイエットのためになど自分の決断・選択の場合。

I must get my hair cut.
髪が扱いにくくなってきた、イメージチェンジをしたいからという自分から出る感情

I must go.
行くね、という意思表現。

否定形ではさらに違う must not と not have to

否定文になるとmustは「してはいけない」、have toは「しなくてもよい」になります。

You must not do that.
「それをしてはいけない」
危ないのでしてはダメとかの場合に。

You don’t have to do that.
「それをしなくてもよい」
お礼なんてしなくていいのに・・・の場面や、どちらでもいい、する必要はないという時に。

You mustn’t eat it!
「食べちゃダメ!」
賞味期限が切れているとか、毒が入っている?とか。

You don’t have to eat it.
「食べなくてもいいよ」
嫌いならとか、お腹いっぱいなら無理しないで・・・などという時。

You don’t have to hurry, but you mustn’t be late.
「急がなくてもいいけど、絶対に遅れてはダメよ!」

mustをもっと知る

強くおすすめする場合にもmustを使う。ぜひ◯◯して!!という場合に使えます。
You must visit there
You must eat it
You must watch the movie
You must but it

“must” は脅迫的な、強制的なニュアンスを含みます。おすすめする場面以外では、あまり使わない方がいいかもしれません。

まとめ

義務感や責任感の強い国民性を持っていると言われている日本人。
~しなきゃ、~いかなきゃ、って日常の中で頻繁に使ったり、思ったりするので、中学校の時に習った “have to” や “must” を使いたくなる場面が多くなりがちだと思います。とっても「強め」の言葉だということを知っておくことが必要ですね。そして自分はともかく、相手に使う時はそのニュアンスを十分に考慮した上で発信しましょう。