アメリカで出会う日本食

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「和食」はもはや日本だけのものではない

2013年、日本の誇る伝統文化「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しいところ。また日本の誇る食文化は、伝統的な料理から家庭料理まで世界の様々な国で人気を博しています。今回は、アメリカにおける日本食の現状についてご紹介したいと思います。

アメリカで日本食が人気の理由

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カロリー過多なジャンクフードを愛する人が多い一方で、ヘルスコンシャスな人も多数存在する国アメリカ。健康を気にする人にとって日本食、またその食材は理想的なもの。
またベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー、マクロビオティック、宗教上の理由等で食事に制限を設ける人が特別ではないアメリカ。そのような人々にとっても、日本食の食材や調理方法は魅力的なものとなっています。

ちなみにハリウッドセレブの中には、大の日本食ファンが多数存在します。彼らの親日ぶりもまた、日本食の人気を後押しした理由のひとつに挙げられるでしょう。

日本食はアメリカ全土で浸透しているのか?

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答えはNOと言えます。広大な国土を持つアメリカ、中西部の保守的なエリアでは日本食を口にしたことがない人は大勢いることでしょうし、異質なものは徹底的に排除しようとする人も存在します。一方でリベラルな雰囲気のある都市部では、日本食を食べるということが一種のステイタスになっている風潮が存在します。

また日本文化がどっぷりとアメリカに溶け込んでいるハワイ州は、メインランドと同じレベルで比較ができないほどに日本食の浸透度合いは別格とも言えるほど。レストランで食べるような日本食だけではなく、日本の一般家庭で食されているようなお惣菜にも慣れ親しんでいる文化が根付いています。

アメリカで日本の食材を手に入れるには

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日本人が多く居住している地域には、価格は少々お高いものの日本の食材が手に入る日系スーパーが存在します。代表的なものではミツワ、ニジヤ、マルカイ、宇和島屋、ドン・キホーテなど。また通常のスーパーのアジア系食材コーナーでも、日本の食材の入手は可能です。

アメリカで活躍する日本人シェフ

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伝統と格式がモノを言う和食とは違った角度から日本食に携わり、アメリカでの日本食ブームを築いた人物ともなったのが、松久信幸シェフ。アメリカでは、ノブ・マツヒサの名で知られています。彼が手がけるNOBUは、ハリウッド俳優ロバート・デ・ニーロが共同経営者であることも有名。日本にも、アメリカから日本への逆進出店として「ノブ・トーキョーin虎ノ門」を構えています。

そして、このNOBUから巣立ったシェフで華々しく活躍するのが森本正治シェフ。アメリカでは「アイアン・シェフ モリモト」の名で呼ばれることが多いかもしれません。アイアン・シェフ=料理の鉄人、かつて人気を博したTV番組の「三代目・和の鉄人」としての姿をご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。アメリカではフード・ネットワークチャンネルのスターシェフとして、アメリカ版料理の鉄人「アイアン・シェフ アメリカ」で大活躍中です。

最後に

異なる国の人々と話をしていて盛り上がる話題は互いの文化について、そして食に関する話題は誰もが興味しんしん。時には、話の中から彼らが日本、日本人に対して抱いているイメージを伺い知ることができるのも面白いものです。

近年日本を訪れる外国人観光客のなかには、庶民派の和食を求めて居酒屋、牛丼チェーン、定食屋、ラーメン屋を訪れる人も多いと聞きます。食を通しての国際交流、今後も日本の文化に興味を持つ人が世界中で増えると嬉しいですね。