いつも「オッケー」なわけではない・“OK”が持つ否定的なニュアンス

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日米で異なる”OK”の定義

私たち日本人にとって”OK”という言葉は「いいよ・大丈夫・了解です・問題ないよ」等の肯定の意味を持つもの。特に英語であるという意識もなく、何気なく口にしている言葉です。

実はこの”OK”、使い方によって否定的な意味を持つ言葉だということをご存知ですか?今回はその使われ方、ニュアンスについてご紹介したいと思います。

場面によってニュアンスが異なる”OK”

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「妥協」を表現するときの”OK”

アメリカでよく使われる”OK”には、「仕方ないなぁ・まぁいいよ」の意味で口にされることが多々あります。

レストランでサーバーが聞く、Is everything fine?(料理はいかが?食事楽しんでる?)に対する返事がIt’s OK.の場合、それは「まぁまぁかな、ぼちぼちってとこ」という意味になります。もし「すばらしいよ、美味しいよ」と伝えるならば、Great! Thanks.と伝えなければなりません。

「断る」ときの”OK”

日本人の感覚からするとなぜ断るのに”OK”なのか混乱しがちですが、これは実際に慣れるしかない問題でもあります。

Sorry about that. (あの件のことだけど、ゴメンなさいね)と謝罪された時に返す言葉は、That’s OK. 「あぁ、気にしないで。問題ないから」となります。これは謝罪を断るニュアンスです。

他にもWould you like to have another beer? (ビールをもう一杯いかがですか?)に対してI’m OK, thanks.と返事をした場合、それは「(尋ねてくれてありがとう。でも)結構です」と断りの意味となります。

Do you need plastic bags? (レジ袋にいれましょうか?)に対する返事、不要であればit’s ,OK「あ、結構です」となるのです。必要であれば、Yes, please.(お願いします)の一言を。

“Are you OK?”に込められたニュアンスとは?

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日本語にすれば「大丈夫?」という意味のこのフレーズ、どんな時に使われて、またネイテイブにとってどのようなニュアンスが込められているのでしょう?

相手の調子が悪そうな時、落ち込んでいる時、困っている様子が伺える時、「どこかおかしいのかな?心配だな・ちょっと確認してみよう」という気持ちから口にされるAre you OK?の場合、必ずしもポジティブな意味だけを含んでいるわけではなさそうです。そして、これに対しての返事I’m OK.も「完璧じゃないんだけどね、まぁ大丈夫だよ、なんとかやってるよ」というどちらかと言えばSo so.に似たニュアンスを持っています。ちなみに本当になんともない時の返事はI’m good. やI’m fine.(元気だよ、問題なくやってるよ)がお勧めです。

後に

私たちが日本で学んだ英語は、ネイティブにとっては不思議に感じることもあるようです。それはニュアンスを考えずに、日本語から英語への直訳で単語を選ぶと、時としてそのようなことが起こりがちなのかもしれません。

“OK”に限らずネイティブとの会話の中で、簡単な言い回しにも関わらず「えっ?それってどっちの意味なの?」なんていうやりとりをした経験を私も持っています。話し手の表情やイントネーションから意味がわかる時もありますし、話の流れから意味を推測することもできますが、微妙なニュアンスを完璧にくみ取れているわけではありません。

日本人がポジテイブ(肯定)の意味で、そしてよかれと思って口にしている”OK”、ネイティブならではの使い方を知るならば実際に彼らと話をする、またリアリティチャンネルやドラマを見るのがお勧めです。ぜひ参考にしてみてくださいね。