英語は敬語ってあるの?

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英語を話す場面で、こう思うことないですか?
この人にタメ口でいいのかな?こんな時丁寧な英語ってないのかな?上品に英語を使いたいな。
言葉は、言葉だけでなく単語やトーンであなたの性格や印象を伝えるものになります。
それは、日本語も英語も同じことです。

英語に敬語はある?

日本語には三つの敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)があります。英語には敬語と言われるものがありません。
でも、だからと言って、どんな状況でも同じ表現をするわけではありません。
敬語はありませんが、きちんとした丁寧な言い方というのは存在します。
日本語との大きな違いは、その人が誰で、どんな人かという上下の感覚で表現が変わるわけではないということ。

丁寧な表現を使う時とは・・・

<質問をする時>
聞かれた相手が「質問の答え」を知らない場合、知らないって答えやすいように聞く。
相手のプライドや面目を守ることへの気配りした表現を使うようにします。
(例)
Where is the nearest station?(最寄り駅はどこですか)
Do you know where the nearest station is?(最寄り駅をご存じですか)
Do you happen to know where the nearest station is?(ひょっとして、最寄り駅をご存じではないでしょうか)

<依頼をする時>
相手が「断りやすい」表現であればあるほど、丁寧度が増します。
(例)
Can you open the door? (ドアを開けてくれない?)
Do you mind opening the door? (ドアを開けてもらっても構いませんか?)
Could you possibly open the door?(ドアを開けていただくことは可能でしょうか?)

<フォーマルな席・ビジネスでの会議など>
May I be excused?(席を外してもよろしいですか?)
May I be excused for a minute?(ちょっと席を外してもよろしいですか?)

日本語との大きな違いは、その人が誰で、どんな人かということで表現が変わるわけではないということ。
誰にという視点ではなく、誰が(自分の品格を表すものとして)話すかで考えられるそうです。
思いやりの表現ともいえるかもしれません。
日本に「おもてなし」というものがあるのと同じく、英語の世界にも「マナー」に配慮するべき場面があります。

人を呼ぶときの敬称(上司・先生・友達の両親など)

初対面の人には、できるだけ丁寧な表現を心掛けた方がいいですね。
親しくなったら、距離感もつかめてくるので、名前などは「What would you like me to call you?」
(何と呼べばよろしいですか?)って聞くこともできます。

また、日本語で~さん、~様、~先生などにあたる敬称
男性 Mr.
女性 Ms.
Mr.やMs.の後はファミリーネーム(苗字)をつけて。

上司や目上の男性 Sir
上司や目上の女性 Ma’am
Sir、Ma’amだけで呼びかけるときに使えます。
もしくは、何か質問や返答をした後に付けると丁寧感が増します。

ネイティブは敬語をあまり好まない?

英語圏は縦社会ではありません。感じのいい表現を使いたいからといって無暗に丁寧な表現を使うのはお薦めしません。
なぜなら英語の世界では、丁寧さよりもその人との距離のほうを重視するからです。
場合によっては距離を感じさせてしまい、相手に寂しい思いをさせる恐れがあるのです。

丁寧な表現が「いいもの」「上品なもの」という感覚は、日本人が敬語という文化を持っているからかもしれませんね。
必要な場面は確かにあります。使い分けができるよう覚えておきましょう。